旅行でお金を効率よく使うために、どんなことを意識すればいいのでしょうか?

費用を抑えつつ、快適に旅行するためのコツを実践する、みんかぶ編集部のFさんにインタビューしました。

ホテル代はなるべく抑えて、移動や観光に。出費のメリハリをつける

ホテル代と観光・移動の費用配分を考えるFさんのイメージ
りょうたのアイコンりょうた

旅行の際にはお金の使い方について結構意識されているとお聞きしましたが、どんなことを考えていますか?

FさんのアイコンFさん

どこにお金を使いたいか、逆にどこならお金をかけなくてもいいか、メリハリをつけるよう意識しています。

たとえば私の場合、ホテル代はなるべくかけないようにしています。旅行する際は、1万5000円を上限に設定し、ビジネスホテルを探しています。

開業からある程度経ったホテルでも、水回りがきれいなら平気です。

基本的には車で移動するので、街の中心部や駅前でなくても問題ありません。ホテル代は近年高くなってきているものの、駅や主要都市から少し離れれば、宿泊費はかなり安くなります。

実際に旅行で選んできたホテルも、8000円や9000円台レベルのビジホや、アパホテルが多いですね。

宿泊する場所よりも、移動を快適に過ごしたり、ホテル以外での観光や食事を満喫したりしたいタイプなんです。

ホテルの朝食も基本的につけないですね。少食ですし、ホテルのご飯で胃袋を埋めるのがもったいなく感じてしまいます。

ビジホの朝食は、基本的に似たようなメニューが多いですよね。それが良さでもあるのですが、私は「その土地ならではの喫茶店やパン屋さん」に行きたいなと思います。

北海道旅行で楽しんだ豚丼
現地のごはんや体験を重視するFさん。お盆に行った北海道では、豚丼を楽しんだそうです。

合わないホテルに2万払うなら駐車場に。長岡花火で学んだお金の使い方

川沿いで花火を楽しむFさんのイメージ
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逆に、旅行で「もっとここにお金を使えばよかったな」という経験はありますか?

FさんのアイコンFさん

長岡花火大会に行ったときですね。初めてだったので、チケットの取り方や会場周りの土地についてもよくわからない状態でした。

愛知県に住んでいるので、当時は「絶対にホテルを取らなきゃ」と思っていました。新潟は遠く、日帰り旅行は難しいと感じていたんです。

結局、2万円のホテルをなんとか探して、予約を取ったんです。

花火シーズンの2万円なので、かなり古くて、私でも居心地悪く感じてしまうようなホテルでした。周囲も田舎すぎて何もなく「車中泊の方が快適だったかもしれないね」と、一緒に行ったパートナーと話したくらいです。

「ここまでしんどい思いをするなら、もっと使うべきところにお金を使いたいな」と思うようになりました。

翌年は、クラウドファンディングで6万円を出して良い観覧席を取って、さらに会場近くの駐車場代として2万5000円払って日帰りにしました。

駐車場に2万5000円はかなり高いと感じますが、おかげで帰りの凄まじい渋滞に巻き込まれることもなくスムーズに出られました。

パートナーが車を運転するのが好きなので、そのまま家に向かって車を走らせて、夜の1時か2時には家に着いてぐっすり寝られましたね。

パートナーと夜のドライブをするFさんのイメージ
FさんのアイコンFさん

「なんか嫌だな」と感じてしまうホテルに2万円かけるくらいなら、駐車場に思い切ってお金をかけて家で寝る方が良い、と勉強になりました。

もちろん、私のパートナーが深夜の運転も苦痛じゃないという特殊な人だからできたのかもしれません。でも、富山県や石川県で一泊してもよかったですし、快適に過ごすためにはどこまでが許容範囲なのかを学べる良い機会でした。

都会の駐車場代は、化粧品や日用品を買って節約

日用品の買い物袋を車に積むFさんのイメージ
りょうたのアイコンりょうた

ホテルはある程度許容できるとのことですが、逆に「ここだけはどうしてもお金や時間・労力をかけたい」と感じるものはありますか?

FさんのアイコンFさん

私の場合、移動は車でないと無理だと感じてしまいます。私自身の特性のようなものですが、飛行機や新幹線での移動がすごく辛く感じてしまうんですね。

なので、愛知から東京に旅行した際も車で行きました。目的地付近のコインパーキングに止めて、電車にはなるべく乗らないようにしていましたね。

もし東京を歩いていて疲れても、車に帰れば自分たちだけの空間です。車を「避難先」として確保したまま、都会を移動しているような感覚でした。

りょうたのアイコンりょうた

すごい!でも、東京だと駐車場代が高くありませんか?

FさんのアイコンFさん

なるべく抑えられるよう工夫していますね。

民営のコインパーキングよりも、公営の駐車場のほうが安いケースも多いため、まずはそのような駐車場をあらかじめ探すようにしています。

あとは、ショッピング施設の駐車場に車を停めるようにしていますね。「施設内で2000円以上使ったら○分無料」「5000円以上使ったら○分無料」という割引をフル活用しています。

私はそこで、普段から必要な化粧品や日用品のストックを買ってしまうんです。どのみち必要になるものなので、東京で買っても普段の生活圏で買ってもほぼ同じです。

駐車場料金を安く抑えられますし、車移動なので荷物が増えても困りません。都会に出かけるときは、そのように工夫していますね。

逆に、もっと田舎な場所に旅行する際は、駐車場料金がかなり安く設定されていることが多いです。そのため、あまり負担にはならないです。

パートナーと都会で買い物をするFさんのイメージ
FさんのアイコンFさん

1人なら新幹線の方が安い計算になりますけど、2人なら新幹線や飛行機を使うよりガソリン代の方が安いケースが多いです。

私とパートナーが乗っている車はハイブリッドのコンパクトカーなので、燃費が良くガソリン費も抑えられています。

新幹線や飛行機を使わなくても、2人分の電車料金って意外と高くなってしまいがちです。3人や4人など、人数が増えれば、なおさら車のほうが安く済みます。

それに、真夏なんて、歩いているだけですごく疲れてしまうじゃないですか。車移動ならこまめに休憩できるので、快適にお出かけできます。

北海道のドライブ旅行。予約サイトやラウンジをフル活用

FさんのアイコンFさん

今月も、7泊8日の北海道旅行をしてきました。北海道中をぐるっと回るようなルートで、とても楽しかったです。

北海道旅行で訪れた牧場の前での記念写真
りょうたのアイコンりょうた

今回もホテルはビジネスホテルを選びましたか?

FさんのアイコンFさん

普段の旅行より少しグレードの高いホテルに泊まれました。ホテルへの出費を増やしたわけではなく、北海道のホテルが想定以上に安かったのが理由です。

お盆の真ん中だったのでもっと高くなるかなと思ったのですが、意外とそこまで値上がりしていませんでした。今回はダイワロイネットやリッチモンド、ルートインのちょっと上のルートイングランドに泊まりました。

北海道旅行中の並木道での記念写真
りょうたのアイコンりょうた

普段ホテルを探す際はどのようなサイトを利用していますか?

FさんのアイコンFさん

Yahoo!トラベルやAgodaが圧倒的に安いと思っているため、よく使っています。またGoogleマップでは、表示されている地域のホテルを価格順で比較できるため、そちらもよく活用しています。

レンタカーもパートナーがすごく調べてくれて、大手の会社よりも安く、でも同等のクオリティやサービスの会社を利用できました。空港までシャトルバスで送迎してくれたので、とても快適でしたね。

りょうたのアイコンりょうた

飛行機移動が苦手だとおっしゃっていましたが、いかがでしたか?

FさんのアイコンFさん

実は結構つらかったです……。少しでも快適になればと、ひとつ上のグレードの席を取りました。どうしても飛行機ならではのつらさはあったものの、席が広めでゆったりしていましたね。

飛行機の座席で提供された食事と飲み物
FさんのアイコンFさん

また、飛行機にお金をかけたことで、空港のラウンジを利用できました。新千歳空港のラウンジはとてもきれいでしたし、クオリティも高かったです。

座れるスペースがすごく広くて、ソファもふかふかでした。グラスも綺麗で、おしゃれなドリンクも置いてあり、高級感がありましたね。

りょうたのアイコンりょうた

ラウンジって途中で出たり入ったりできるんですか?

FさんのアイコンFさん

できますよ。受付のスタッフさんに「ちょっと退出します」と言って外に出て、好きなタイミングで戻ってこれます。

なので、新千歳空港での買い物や食事も、自分たちのペースで楽しめました。新千歳空港は人もお店も多くて、私のようなタイプの人はすごく疲れやすい場所です。それでも、無理せず何度もラウンジで休憩できたので、無理なく回れたのは嬉しかったですね。

ホテルにこだわりがそんなに無い人であれば、飛行機やラウンジにお金をかけてみるのもおすすめです。

りょうたのアイコンりょうた

Fさんのように工夫しつつも、お金をかけるところを変えてみるのは面白そうですね。総費用を増やさなくても、満足度や快適さを大きく変えられそうな気がします。

FさんのアイコンFさん

旅費をちゃんと計算してみると、結構面白いですよ。

たとえば片道300円の電車に乗っても、2人で往復すれば合計1200円かかります。「地下鉄に2人で乗って往復1200円払うなら、コインパーキングに止めた方が安くて楽じゃない?」って考えられそうですよね。

「ここは別に許せるけど、こういうのは辛い」というニーズって、みんな持っていると思うんです。それを「我慢しよう」で済ませるのでなく、お金や時間の使い方を変えてみるのも良いと思います。

この記事の著者
著者
MINKABUクレカ編集部 りょうた
お金に苦手意識がある読者に近い立場から、専門家や実践者に取材。クレジットカード、ポイント、家計、資産づくりなどについて、「何をしたら、どう変わるのか」がわかる記事を執筆します。
メインカードは楽天カード。クレカポイントで趣味のカメラ機材をこっそり買い足している。